【どうする　名古屋編】〜episode②〜　ジェイアール東海バス　バス崎さんへ一問一答！

今回のラストランのような、バスの引退に合わせたイベントというのはいつも開催されるものなのですか？

今回が2回目でした。
1回目は一年前に行われた、路線バスタイプの車両で、大学送迎に使われていたシャトルバスです。日野自動車製のハイブリッド車で、とても人気がある車両でした。
新しく購入したバス（中古車）と2台使ってツアーを開催したところ、たくさんの人が参加してくれました。

ラストラン以外にもバスにまつわるイベントはありますか？

一昨年前から始めたのですが、現在1年に3～4回ほど開催しています。
今回のラストランで10回目でした。今年もこれからまたツアーを組みたいと思っています。

今回のツアーに関して裏話があれば教えてください。

今回のツアーでは、引退したエアロキングである1号車と現在も稼働中の2号車に分けて移動していたのですが、この2号車は実は予備車と呼ばれる車両でした。
3車両あるうちの1車両で、残りの2車両のどちらかに何かあったらこの予備車を使わなくてはいけない為、ツアー中ヒヤヒヤしてながら使っていました。
また、本当は1週間前に廃車の準備作業をしないといけなかったのですが、なんとか引き伸ばしてもらって今回のツアー開催が叶いました

引退するV8エアロキングに、後継となる2階建車はありますか？

スウェーデンに本社を置くメーカー・「スカニア」で製造された2階建てバスがあります。
ヨーロッパ仕様の車両で内装も無駄のないシンプルな造りという印象を受けます。
搭載のクレイドル・シートはお客様からも「座り心地がよい」との評判を得ています。
名古屋 ⇔ 東京間を走行する車両として活躍しており、2階最前列シートをリクライニングさせてフロント前面に広がる景色を楽しむのがオススメです。

今イチ推しのバスがあれば教えてください。

昨年秋にデビューした新車両があります。
4列ハイデッカー車両で東名・名神など都市間を主に走行しており、弊社の車両への取組みとこだわりでシートの枕カバーを外し、同部分を合皮系に変えてます。
室内を見渡したときにシートと内装の独特なデザイン性により『1つの部屋』のような空間として楽しめます。

最後に、
ラストランツアー翌日、今回引退車両のナンバープレート取外し作業の場面に遭遇し、整備場は名残り惜しい雰囲気に包まれました。
バス崎さん始め、社員みなさんの車両1台1台に対する『バス愛』が感じられ、こうした想いがバスツアー人気の秘訣に繋がっています。